今週は特別に忙しい1週間でした。
朝から晩までずっと気を張っている状態が続き、夜になっても目が冴えてなかなか眠れないことが続きました。夜中の途中覚醒もしばしば・・・
前職の繁忙期にも同じような状態になったことがあります。
その時は近所の鍼灸院に通い、そこで色々と有益な情報を聞いて実践していました。
当時の手帳を読み返したところ、忘れている内容が少なくなかったので、改めて整理したのが今回の記事です。
同じく自律神経の不調を感じている方の参考になれば幸いです。(深刻な方は今すぐ病院へ行きましょう!)
エネルギー消費量と回復力のバランスを意識する
私達は皆、精神的・肉体的なエネルギーを使いながら日々の生活を送っています。
エネルギーの消費量は、活動内容と活動量によって決まります。その量は日によって変動します。
一方、エネルギー消費量の対になるのが「回復力」です。
これは、消費したエネルギーを食事・睡眠などによって回復する能力を指します。こちらは短期的には一定で、生活習慣の改善によって中長期的に増やしていく必要があります。
当然ながら、「回復力 > エネルギー消費量」の状態が望ましいのは言うまでもありませんが、現代社会では不等号の向きが逆である人が少なくありません。心身を少しずつすり減らし、気づいた時には深刻な不調を抱えていて、病院の門を叩く人が絶えないことを、その先生は憂いていました。
エネルギー消費量(仕事の負荷)を減らすのは簡単ではないため、その努力は続けつつ、「回復力をできる限り高める」ことが基本方針となります。
単に「回復する」ではなく「回復する力を高める」という考え方が、当時新鮮に感じられたのを覚えています。昔、前職の先輩が「連続して長く眠るのには体力が必要」と言っていましたが、たしかに「よく食べ、よく眠れる」のは立派な能力の一つです。
回復力を高めるために
以下、「回復力を高めるために有効なこと」をまとめました。
※鍼灸院の先生からのお話だけでなく、私がその後知った内容を含みます。
全般
「適切な食事・睡眠・運動」が大原則。
これらの基盤ができていてはじめて、鍼灸や漢方薬・サプリなどの効果を十分に得ることができます。
食事について
- 積極的に摂取したい食べ物(和食が基本)
- 発酵食品(みそ汁、納豆)
- 梅干し
- 酢
- 海藻
- きのこ類
- ナッツ類
- なるべく控えたい食べ物
- 肉類
- 揚げ物、安い油製品
- 白砂糖
- 乳製品(牛乳、ヨーグルト、バター、チーズ)
- 心構え
- ジャンキーな食事(揚げ物・ラーメンなど)を完全に排除するのは不可能。
- 毒であることを理解した上で、自分の解毒能力の範囲内で時々食べる。
上記の先生からのお話のほか、2019年にNetflixで公開された”Game Changer”というドキュメンタリーも非常に興味深かったです。最新のスポーツ栄養学について特集したもので、「菜食こそが健康的な食事。環境負荷の面からも、肉食をやめて菜食に切り替えていくべき」という内容でした。この動画を視聴して以来、私も「完全菜食」は難しいものの、週に1〜2日は肉類を摂取しない日を意識して作るようにしています。
昔、オンライン英会話で菜食主義に関するディスカッションをしようとしたところ、講師のフィリピン人女性が強硬な「反・菜食主義者」で面食らった思い出があります。「ヴィーガン達は上から目線の人間が多くて我慢ならない!Netflixもヴィーガン推しが激しいから大嫌い」とのことでした。たしかに一部の過激な菜食主義者もいるかもしれませんが、両者とももう少し歩み寄れないものかと考えさせられました。
睡眠について
- 22:00〜翌2:00は睡眠を取るべきゴールデンタイム
- 少なくとも、22:00以降はリラックスして、スマホも極力見ないこと
- カフェインは14:00以降は摂取しない方がベター
- 朝、日光を浴びて深呼吸する(重要)
スマホの設定でできること
「寝る前はパソコンやスマホを極力見ないように」とよく言われますが、実践できている人はどれだけいるでしょうか?
私も正直できていないのですが、せめてもの対策にダークモードを徹底的に活用しています。
ブラウザによっては黒基調にできないケースも多くあるため、以下におすすめの「ダークモードを利用可能なネットサーフィン方法」を紹介します。
- パソコン
- ブラウザ:Google Chrome
- アドオン:Dark Reader
- スマホ
- ブラウザ:Firefox
- アドオン:不要(設定から「ナイトモードをオン」にすればOK)
Firefoxは私の学生時代のメインブラウザでした。ある時からChromeに移行しましたが、スマホでダークモードを使う場合にはFirefoxの方が優秀だという結論に至りました。
運動について
- 適度な有酸素運動(20分以上)
- ストレッチ、ヨガ(お風呂上がりなど)
- 1日に10時間以上も座り続けてパソコン作業をしているのは、生物的に異常な状態
- せめて適度な休憩・ストレッチを取り入れる
一人で頑張らない(最重要)
最後に、最近個人的に最も重要だと感じていることを書きます。
それは「一人で頑張ろうとしない」ということです。
鍼灸院に通っていた頃は、少なくとも今よりは健康を意識していました。それは、月に2回、60分の鍼灸の施術を受けながら、先生と話をする時間が大きく影響していました。正直知識としては調べれば自分で手に入れられる情報も多かったのですが、難しいのはそれを実践することです。
何事も、一人で頑張ろうとすると高い確率で失敗します。(私の体感値:99.5%)
だからこそ、RIZAPをはじめとするパーソナルコーチングのサービスが活況なのだと思います。
ということで、再び鍼灸院に通い始めるか、栄養指導のパーソナルコーチを受けるか迷っている今日この頃です。
まとめ
今回は「回復力を高める」と題して、数年前に鍼灸院に通っていた頃の記憶を思い出しながら記事を書きました。
内容的に決して目新しいものではありませんが、「毎日どのくらい意識できているか」と問われると答えに詰まります。
この記事を自分への戒めとして、定期的に読み返したいと思います。
余談ですが、過去の手帳を読み返すのは面白いですね。「どんなに大きな悩みでも、1年以上前の悩みで現在も悩んでいることはない」ことを実感して、前向きな気持ちになれました。
コメント
コメント一覧 (2件)
[…] ten","u_so":2}],"eid":"bmhMV","s":"s"}); リンク こちらの記事もどうぞ 回復力を高める(食事・睡眠・運動、そして伴走者) 今週は特別に忙しい1週間でした。 朝から晩までずっと気を張っ […]
[…] 回復力を高める(食事・睡眠・運動、そして伴走者) 2024年3月16日 […]