今年の5月から、ライフコーチングを受けています。
価格は約50万円(3ヶ月・合計7セッション)と決して安くはない投資でしたが、長い人生で見れば必ずペイすると思い、受講を決断しました。
ここまでに3回のセッションを受け、既に大量の学びを得ています。特に自分の思考の癖に気づけることが有益です。
先日のセッションでは、「他人に見返りを求めてしまう自分」について考えたため、そこで得られた気づきを今回の記事にしました。
なぜ苦しくなるのか
私の場合、「相手のためを思ってやったのに、ポジティブな反応を得られなかった時」にしんどくなってしまう傾向が強いです。
例えば、家のごみ出し。
良かれと思って家の中のごみをまとめて出しておいたところ、妻からは感謝の言葉でなく「あとで出そうと思っていたのに」と言われると、かなりモヤッとします。(実際には妻は私の数十倍の家事をしているので、これしきで感謝の言葉を期待しては駄目なのですが…(^ ^;))
ここで、求めているのは金銭的な報酬ではなく、感謝の言葉や承認です。動機は100%善意と言ってよいと思います。この動機自体は否定されるものではありません。
問題点は明白で、名著『7つの習慣』に書かれている「影響の輪」を越えて、他人をどうこうしようとしていることに尽きます。
そうではなく、「影響の輪」の内側の自分でコントロールできることに集中して生きた方が、メンタルは間違いなく安定します。
見返りを求めないための具体的な方法
ではどうするか。
単純に「見返りを求めると苦しくなるから、今後は求めないようにしよう」と決めてそのとおりにできるなら、苦労はしません。
今の私が考えている具体的な対策を3つ、以下に述べます。
①「自分が得たいもの」を決める【最重要】
わが身を客観的に振り返ると、「見返りを求めない」を実践できているものが少しだけあります。
それが「近所のごみ拾い」と「このブログ」です。
両者に共通するのは、「得たい報酬が自分の中で完結していること」です。
すなわち、ごみ拾いでは「一つごみを拾うごとに、自分の心が磨かれている」と思えること、ブログに関しては「一つ記事を書くごとに、自分の文章力や思考力が鍛えられている」と思えることが報酬です。その過程にほとんど他者は存在しません。
ごみ拾いやブログ以外の行動に対しても、「それによって自分が得たいものは何か?それは影響の輪の範囲内か?」を自問し言語化することが、見返りを求めない生き方につながると考えています。
得たいものがどうしても自分の中で完結しない(=見返りがなければ止めてしまう)ものは、止めてよいと割り切っても良さそうです。
② 他者への期待をゼロにする
次に大切なのが、「他者への期待をゼロにする」ことです。
こう書くと冷たく感じられますが、決してネガティブな意味ではなく、期待しすぎず悲観もしすぎない「ニュートラルな状態」です。
前述の「得たいものの自己完結」ができていれば、たとえ他者からポジティブな反応がなくとも、行動が完了した時点で目的は達成されています。そこに加えて、もし感謝の言葉や承認がもらえたら大ラッキーです。
また、頑張っていることは自分自身(とお天道様)が一番よく見ているので、自分のことを労ってあげることが大切です。
私の場合、ごみを一つ拾うたび、ブログを1記事書き上げるたびに、「イケてるよ、自分!」とこっそり声をかけています(笑)
③ 承認し合える人間関係を、何より大切にする
とはいえ人間、「ずっと自分の承認だけでは頑張り続けられない」という考えが、30余年生きてきた現時点の私の価値観です。
互いを認め合っている心理的安全性の高い関係の中で、承認し合うことが必要です。その意味で、気の置けない友人の存在は人生でTOP 3に入るくらい大切なものだと感じます。
そんな友人と会話する時も、まずは自分から先に相手へ承認をプレゼントできる人間でありたいと思います。
まとめ
私に限らず多くの人が、誰かに見返りを求めて、それが得られないために苦しくなっているのではないかと思います。体感では99.9%以上の人が該当します。
今回の記事が、そのような悩みを抱える方の参考になれば幸いです。
同時に、私の中でもまだまだ思考を深める必要性を感じています。
何だか最近、習慣形成ブログというより内省ブログのようになってきましたが、しばらくこのような記事も書いていこうと思います!
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