私事ですが、本日散髪に行ってきました。
「今までの自分なら行かなかったであろうお店」をあえて選んだ結果、思いのほか良い体験ができたので、今回はそれを記事にしました。(ただの日記です)
「最近刺激が減ってきたな〜」と感じた時、理容室の新規開拓はおすすめの一手です。
新規開拓の経緯
私は今の地域に10年以上住んでいますが、理容室探しは迷走を続けて来ました。
価格・サービス品質・予約の取りやすさなどを総合的に判断し、概ね3〜4件を適当にローテーションしています。
今日はふと思い立ってGoogleマップで「理容」で検索したところ、今までまったく認識していなかった近所の理容室がヒット。昭和を感じさせる外観と、店主のプロフィール写真が独特だったため興味を惹かれました。
以前までの私なら、こういったディープな雰囲気のお店は避けていました。
特に今回は理容室。一度サービスが始まれば、20〜30分間は理容師さんと1on1の時間を過ごします。もし変なお店だった時の損失は避けられません。
しかし、現在ライフコーチングを受講している私は、自分の思考の癖に気づき、あえて「今までとは逆の選択」をするようトレーニングしている真っ最中です。
今日の理容室選びを実践の場と捉え、「定番・現状維持」ではなく、偶然に身を委ねることにしました。
冒険の結果
その建物の外観は、優に築50年を越えるであろう佇まいです。
おまけに入口の扉は擦りガラスで、中の様子を窺い知ることはできません。(イメージ:下図参照)
今回初めて画像生成AIを使ってみたところ、一瞬でリアルな画像が生成されて感動しました。
※実際には、この画像よりもう少し入りやすい雰囲気でした(笑)
ドアを開ける直前、引き返したくなる衝動に駆られるも強行突破。
店内に入ったところ、先客1名の顔剃り中でした。店主と目が合い、軽く挨拶を交わします。
待合コーナーには大人が2名ほど座れる長椅子と、大量の漫画(ドラゴンボールなど)、そして成人男性向け雑誌が割とオープンに置いてあって面食らいましたが、「ハナから女性客は想定していない」という潔さを感じました。
ほどなくして私の番になります。
希望するヘアスタイルなど、必要最低限の会話を交わした後は、坦々と理容サービスが進みました。
「あまり話をしないタイプの方かな?」と思っていたところ、5分過ぎたあたりから堰を切ったように会話が始まりました。最近の就活事情、退職後の理想の生活スタイル、過去に来店された変わったお客様の話など、話題は多岐に渡ります。(発話量はおおよそ8:2で、私が聞き役でした笑)
その地域に50年以上住んでいる人ならではの話も聞けました(^ ^)
カットの腕前も文句なし。短時間で希望どおりの髪型に仕上げてくださいました。
そして料金は1,500円という、驚異的なコストパフォーマンス。
結論、とても良いお店でした!
日常に小さな冒険を取り入れよう
今回は「成功」といえる体験になりましたが、仮に失敗していたとしても一つの良い経験になったことでしょう。(取り返しのつかない髪型になった場合、しばらく精神的ダメージを負っていたかもしれませんが)
他に考えている小さな冒険としては、以下のようなものがあります。
散髪屋の新規開拓は、下記の3.(講演会参加)と同じくらいの、ほどよい頭の体操になります。
1.新しいレストラン・カフェの開拓(Easy)
2.普段とは異なるジャンルの本を読む(Easy)
3.何かの講演会に参加する(Medium)
4.新しい趣味を始める(Medium 〜 Hard)
5.新しい言語を学ぶ(Very Hard)
※カッコ内の難易度は私の主観です。
習慣形成に関する名著 “Atomic Habits” には、以下のような一説があります。
In the long-run, it is probably most effective to work on the strategy that seems to deliver the best results about 80 to 90 percent of the time and keep exploring with the remaining 10 to 20 percent.
Atomic Habits (James Clear) Chapter 18: The Truth About Talent
(管理人訳)
長期的には、80~90%の時間は最良の結果をもたらすと思われる戦略に取り組み、残りの10~20%の時間で新しい方法を探求し続けることが最も効果的だ。
すなわち、ある程度習慣が確立されてきた後も、10~20%の不確実性を残しておくことが重要です。
「10〜20%」の厳密な測定は難しいため、月に1〜2回は何かしらの「小さな冒険」をやるイメージでしょうか。
私のようなクソ真面目な人間ほど、これを意識的にやらないと「既に確立された習慣」だけで日常を埋め尽くしてしまいそうなので、肝に銘じます。
今回の記事が、読んでくださった方の「小さな冒険」の背中を押すことになれば嬉しいです。