先日の記事「Googleドキュメントは、ブログ習慣化の強い味方」を読んでくださった方から、「とても有益な情報でした」という感想を頂きました。
「自分の発信する情報は、きっと誰かの役に立つはず」と信じてブログを続けているので、このような反応を頂けると本当に嬉しいです。
これに味を占めて、今回もブログ執筆の生産性向上に関するお話を書きます。
iPhone 15 Plusへの買い替え
「Googleドキュメントのスマホアプリで、ブログの下書きをする」という体制を整えたものの、画面サイズに起因するやりづらさを感じていました。
「もう少し大きかったらいいのにな〜」という思いを抱えながら過ごしていたところ、iPhone 15発表のニュース。
これを期に、思い切ってiPhone 15 Plus(6.7インチ)に買い替えることにしました。最新モデルのiPhoneを購入するのは人生で初めてのことです。
「生産性向上のため」を免罪符に、最近どんどん財布の紐が緩んでいることを自覚しています。
スペック比較表
最新機種とあって、様々な面でスペックは向上しているはずですが、私が気にしたのは画面サイズと重量の2点です。
重量について、最初こそずっしり感じたものの、3日で慣れました。
(前機種)iPhone 12 | (新機種)iPhone 15 Plus | |
画面サイズ | 6.1inch | 6.7inch |
幅 | 71.6mm | 77.8mm |
重量 | 162g | 201g |
旧機種のiPhone 12は妻に譲渡しました。妻はiPhone SE 第2世代(4.7inch)を頑張って使い続けていたので、妻も「画面が大きくなった (^ ^)」と喜んでくれました。
大画面のメリット
10月12日に新iPhoneが届き、今日までに2週間ほど使用しましたが、使用感は期待以上に快適です。
具体的なメリットは、「一覧性の向上」と「文字入力速度の向上」の2点です。
一覧性の向上
6.7inchになったことで、一度に閲覧できる範囲が1.1倍に広がりました。
1行あたりの文字数は3〜4字、行数は4行程度増えた感覚です。スクロール頻度が減ったため、「1割」という数字以上に編集しやすくなったと感じます。
「iPadを取り出すほどではないが、もう少しだけ大きい画面で見たい」という私の願望に、iPhone 15 Plusは見事にフィットしていました。
ブログ執筆だけでなく、読書や英語学習など、一度にできる限り多くの情報を表示させたいあらゆる場面で、大画面の良さを感じます。約4年前までは、スマホ大型化の風潮に抗い、iPhone SE(4.7inch)を頑なに使い続けていた私ですが、人は変わるものです。
文字入力速度の向上
画面が大きくなったことで、文字入力時のミスが格段に減りました。
私は基本的に「両手フリック入力」で文字を打ちますが、前のiPhone12では両手の親指が干渉することが多く、結果として入力ミスが多発していました。iPhone 15 Plusに変えたことで、入力ミスは5割以上の減、入力スピードは1〜2割ほど速くなりました。(体感値)
カーソル移動が容易なパソコンと違い、スマホでは打ち間違いの修正により時間がかかります。
また、特に英字キーボードでアルファベットを入力する際に、画面幅が広いことの効果を実感しました。数字にするとわずか6.2mmの差ですが、決して侮れません。
昔、「寿司打」というサイトでパソコンのタイピング練習にはまり、兄姉と日々競い合っていました。一定のレベルに到達して、「ミスを減らすことの重要性」に気づいてからは、「正確重視モード」(1度でも入力ミスをするとリセット)にして緊張感を持って練習していたのを懐かしく思い出します。
また、記事の本題からは逸れますが、スマホでの文字入力は片手よりも「両手フリック入力」を圧倒的におすすめします。練習すれば、パソコンキーボードと大差ない速度で打てるようになりますよ。
マージナル・ゲイン理論
突然ですが、「マージナル・ゲイン」という言葉をご存知でしょうか?
長年の成績不振に喘いでいたイギリスの自転車競技チームが、「あらゆる面で1%の小さな改善を積み重ねる」ことを徹底した結果、オリンピックやツール・ド・フランスをはじめとする世界的大会で輝かしい成績を収めたというものです。
ここでいう「小さな改善」には、自転車機材の整備方法の統一などの他に、例えば以下のようなものが含まれます。
- 選手が風邪を引きにくくするため、外科医を雇って手の洗い方を指導させた。
- 感染症予防のため、ウェアの洗濯機を選手一人につき一台ずつ用意した。
- 睡眠の質を高めるため、遠征中も選手ごとに合った枕を携帯させた。
- 機材の状態を損なうおそれのあるホコリを発見しやすくするため、トラックの内装を白で塗装した。
上記のように、一見すると効果が低そうに見えるものも含まれます。
同チームを率いたデイブ・ブレイルスフォード氏は、このような改善を数百も考え、実行しました。その結果、スポーツ史に残る偉業を成し遂げたのでした。
話のスケールは違い過ぎますが、今回の私のiPhone機種も、この「マージナル・ゲイン」の考え方を意識しています。(「ただの浪費の正当化でしょ」という批判は、甘んじて受け入れます)
その他参考情報(スマホスタンドのお話)
読書(Kindle)や英語学習で辞書を使用する時に、スマホを立てて使いたいと思うことがあります。
以前は独立したスタンドを使っていましたが、結局使いたい時にその場にないことが多かったので、今回の機種変更に合わせて「スタンド機能付きケース」を購入しました。今のところ、使用感は良い感じです。
おわりに
先日の記事(リンク)で「最も大事なのは、いつまでもツールや設定にこだわることではなく、『とにかく書く』こと!」と豪語した舌の根も乾かぬうちに、またもやツールに関する記事を書いてしまいました(^ ^;)
ただ、ツールや環境設定に異常なまでにこだわるのはある意味私の個性なので、今後も適当な頻度でこういった記事を書いていこうと思います。
今回の記事も、どなたかのお役に立てば幸いです。