最近、自己受容について調べています。
いくつかの本や記事を読んだ上で、現時点の私の自己受容に関する理解は以下のとおりです。
- 自己受容とは、そのままの自分を受け入れること。
- 自己受容をできていないと、他者受容もできない。自分を満たすから他人に与えられる。
特に参考になったのは、野口嘉則さんのnote記事です。この記事では、自己受容を「自分が感じていることを、いい悪いの判断をくだすことなく、そのまま受けいれる」と説明しています。
ただ、これが大切であることは直感的に理解できましたが、同時に難しさも感じました。
例えば人には見せたくない感情を抱いた時、「そんな自分も受け入れよう」と思っても、どうしても心の抵抗を感じます。
また、他の本では「自己受容とは、『まぁ、いっか』という肯定的なあきらめ」と説明されていました。
これも読んだ時には納得したのですが、しばらく続けていると「まぁ、いっか」ではなく「もう、どうでもいいや」という否定的なあきらめになっている気がして、モヤモヤが募る結果となりました。
「まなゆい」との出会い
そんな中、Youtubeで以下の動画を見つけ、「まなゆい」という言葉を知りました。
まなゆい(愛結)はとてもシンプルで、「私は◯◯◯と思った自分を、受けいれ認め、ゆるし愛しています」と口に出すだけです。(「まなゆい公式HP」もあるようです)
まなゆいを知った瞬間、これは強力なメソッドだと直感しました。
なぜなら、人生の極意である「セルフトークのコントロール」そのものだからです。
単に「自分をありのまま受け入れよう」と考えていた時の難しさが、具体的なトークスクリプトにまで落とし込むことで大きく軽減されます。
ここ2ヶ月ほど悩んでいたテーマに対する答えを見つけた気分になりました。
反復回数を増やす
さて、良い方法を知った次は、反復回数を増やすための仕組みを考えます。
ここで使えるのが習慣化のテクニックです。(名著 “Atomic Habits“を参考にします)
今回は「if-thenプランニング」を使い、既存の習慣と結びつけて「まなゆい」を実践する場所を決めます。
私の場合、「お風呂でまなゆいを10回唱える」を当面の習慣にすることを決めました。
湯船につかりながら、「どんな自分も、受け入れ認め、ゆるし愛しています」とブツブツ言っています。(「自分」の箇所には、受け入れたい他の人の名前を入れることもあります)
客観的に見るとなかなかにシュールな光景ですが、お湯の温度との相乗効果で、唱えているうちに心も暖まるような感覚があります。
その他、就寝時に布団の中でひたすら頭の中で唱えながら眠りにつくこともあります。
寝る直前に考えていたことは深層心理に刻まれるらしいので、なるべくネガティブな言葉は唱えないようにしたいものです。
脳は否定語を受け取るのが苦手なので、「ネガティブなことを考えない」ではなく「◯◯と唱える!」と決めるのが圧倒的に有効です。この点でもまなゆいの威力を感じます。
まとめ
今回は、私が最近知った「まなゆい」という自己受容の方法について書きました。
5年前の自分なら、そもそもこの情報にたどり着かなかったでしょうし、知ったところで「何だかスピリチュアルだな〜」で片付けていた可能性が高いです。何より、自分のことを「愛しています」と唱えることへの気恥ずかしさから実践しなかった自信があります。
35年の歳月をかけて、「これは良い!」と思える感性を磨いてきた自分を褒めてあげたいと思います。
これからも先入観にとらわれず、自分の感性に従ってよい習慣を取り入れていきます。