今回は、いつも機嫌良くいるための心の持ち方として、「お先にどうぞ精神」について書きます。
有川真由美さんの「いつも機嫌が良い人の小さな習慣」という本で知って以来、気に入っている思考習慣の一つです。
もしあなたが「最近、なんだか心に余裕がないな〜」と感じている場合、この記事が何らかのヒントになれば幸いです。
機嫌良くいることの大切さ
いつも機嫌良くいることは、充実した人生を送るためにとても大切です。
機嫌の良さは、単なる気分の問題に留まらず、仕事の生産性や豊かな人間関係に直結します。
私の10年弱の社会人経験の中では、周囲に不機嫌オーラを撒き散らすような人物が一人いるだけで、職場全体の生産性が大きく低下するケースを何度か見てきました。
逆に、常に明るい人が一人いるだけで、その人の出席する会議は明らかに議論が活発になり、生産性が上がることも感じていました。(完全な私見ですが、機嫌の良い人=論理的思考力やファシリテーション能力なども高いイメージです)
私自身もトラブル等で気持ちが落ち込む時はありますが、むしろそのような時ほど「機嫌良くいること」の大切さを思い出し、少しでも前向きであろうとしています。
機嫌の良さと礼儀正しさ
「機嫌良くいること」に近い価値観として、「礼儀正しくあること」があります。
ベストセラー “Think CIVILITY” では、「礼儀正しさ」が職場の生産性に多大な影響を及ぼすことが、様々なデータを駆使して示されていました。
私の偏った社会人経験で得られた知見が間違いではなかったと感じ、読んだ時は嬉しくなったのを覚えています。
お先にどうぞ精神
エレベーターや電車などで、われ先にと押しのけていく人が多いなか、「お先にどうぞ」と譲ってもらえると、気持ちがほっこりします。
「お先にどうぞ」が習慣になっている人は、人を良い気分にさせてくれますが、じつは自分がもっといい気分になれるとわかっている人です。
有川真由美 著「いつも機嫌が良い人の小さな習慣」より
有川さんの本で紹介されている88個の「機嫌良く生きるためのヒント」のうち、上記の一節が最も印象に残っています。
電車やスーパー等の順番待ちの列で割り込まれると、誰しも嫌な気持ちになります。
この嫌な気持ちが生じる理由は、割り込む人から「あなたの時間よりも私の時間の方が価値がある。だから私が先に行くのは当然」というような無言のメッセージを受け取ってしまうためではないかと思います。(考えすぎかもしれませんが😅)
時間はすべての人に平等に与えられた資源で、年齢・職業・給料の多寡などに関わらず、誰の時間も同じように大切です。
「お先にどうぞ」の精神には、「他者の時間の価値」に対する深いリスペクトがあります。
そのリスペクトが相手や周囲の人に伝わるからこそ、譲り合いのシーンは優しい空気に包まれるのだと思います。
私が「お先にどうぞ精神」を発揮するシーン
「お先のどうぞ」の効用を知ってからは、日常のあらゆる場面が「お先にどうぞ精神を発揮するシーン探しの時間」に変わりました。
改札を通る瞬間、電車に乗る瞬間、エレベーターに乗る瞬間、コンビニのレジに並ぶ瞬間など。
実質的な時間のロスは、せいぜい数秒〜1分程度です。
さらに私の場合、通勤中は常にイヤホンで英語学習をしているので、追加の待ち時間もまったく無駄な時間にはなりません。
その他、例えば炎天下を歩く時、なるべく日陰を歩きたいのは皆同じです。
ここで対面方向から歩いてくる人がいて、日陰の幅がすれ違うには少し狭い場合、小さな駆け引きが生まれます。
このような時には、「どちらが右側通行(ルール的に優先されるべき)か」などと考えるよりも、さっさと自分が日なたに繰り出して、日光を浴びた方が圧倒的に気分が良いです。
13年以上前、私が車の免許を取って間もない頃、部活の先輩から「運転の極意は待つこと」だと教わりました。
ハンドルを握る時は、「自分がいくらでも待つ。相手が先」という気持ちを持っておくと、精神的に楽になりますし、何より安全運転です。
その他の「機嫌良くいるための習慣」
「お先にどうぞ」以外にも、有川先生の本では有用なテクニックがいくつも紹介されています。
機嫌良く生きるための習慣(一例)
- 雨の日ほど笑顔で過ごす。
- ときどき空を見上げる。
- 朝起きたら布団を整える。
- メニューは直感で選ぶ。
- だれも見ていないところで、いいことをする。
- 布団の中ではいいことだけを考える。
- 不運な目に遭ったら、「この程度でよかった」と考える。
- 「やらなければいけないこと」を「やりたいこと」に変える。
- 「時間がない」と言わない。
- 「与えられた人生の時間」を意識する。
本の冒頭にも書かれていますが、「一度にすべてやろうとしない」ことが大切です。
私の場合、まずは上記の10個 +「お先にどうぞ」を実践しようと頑張っているところです。
編集後記
偉そうに色々と書いてしまいましたが、私自身もまだまだ修行中の身です。
いつの日か、太平洋のような広い心を持った人間になりたいものです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
コメント
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